「神殿の丘」 醜い修復


エルサレムの 「神殿の丘」
南西側から見た写真


    エルサレムの 「神殿の丘」 を囲んでいる南側の石組みの壁の一部が、2000年頃から外側に向かって大きく膨らみ始めて、崩壊の懸念が生じたため、イスラム教徒側の管理組織 “ワクフ” による改修作業が行われていた。
    2010年にほぼ修復が完了したが、その醜い外観と不適切な工法に、考古学者たちから非難の声が上がっている。 イスラム教徒側の管理組織が改修の権利を主張してイスラエルを排除したため、イスラエル側の専門家は調査や作業に参加することが出来なかった。
    石灰岩や砂岩で造られた古代の遺跡を、現代のセメントを使って修復することは、専門家の観点からは全くの禁じ手で、長い将来の更なる崩壊につながると言われている。 しかし今回の改修は、セメントを使って行われた。
(現代のセメントに使用される砂や砕石の熱膨張率が、古代遺跡の石材とは大きく異なることが問題点であるらしい。)